2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ほたるいかのぬた

ほたるいかと言えば、富山の滑川、新湊、魚津を連想する。 朝というか、うし三つ時のほたるいかの、神秘的な漁に一度は体験しててみたい。青緑色の発光している様は、天然記念物にされるほど、まるで海のオーロラ。ほたるいかは、沖漬、黒作り、酢の物、ぬた…

有機自給野菜第2弾、キュウリ

午前中、キュウリを植える。今日も風がやたらと強い。 屋外を断念し、育苗室でぼかし肥料を作っていたスペースに植え付け。 品種は、シャキット、加賀節成、の2種、18本。この楽しさは何?農家の家庭菜園って最高。金子さんの「有機家庭菜園」のキュウリ…

雪割草の群生地、花の岬、猿山岬

今日は朝から晴れ。早朝から、トマト苗のみずやり、さつまいもの管理を終え、私の家から一直線の能登海浜道路に乗る。目指すは猿山岬灯台。 だが乗ったはいいが、道順で妻R子と食い違う。私の行き当たりばったりの計画に腹を立てる。ま、毎度のこと、知らぬ…

もう4月だというのに、雪

今日金沢、5℃、雪が降った。寒い。 もうじき植えるトマトも震えている。1日じゅう、さつま芋の出荷作業。 母はいつも4時ころに仕事を終えるが、私は、マントラ、キーシン、を聞きながら、黙々と箱ずめ作業。 6時ごろ腹減り、疲れ、もはやファーマーズハ…

パリのマルシェ 2008 お花

私のニックネームである、ダリア。 そのダリアの栽培に昨年、はまった。 しかし球根の温度管理が高すぎたのかしわしわになり、絶滅状態。今年は植えるつもりはない?夏に咲くには咲いたが、ほとんどがカナブンに花を食べられた。 ほがらか村に恐る恐る出荷し…

パリのマルシェ 2008 

2年前の春に妻R子がパリへ行った。彼女のお土産はマルシェの写真、私は大満足。行った気分になってしまった。妻R子曰く、パリで一番大きいといわれる、バスティーユのマルシェ。 これは何の野菜かな?マダムこれは何ですか? チコリにカルチョーフィ、カリ…

パリ国際農業見本市

去年の今頃、エムザのチーズ売り場のMさんと立ち話をしていた。 「来年パリに行って、農業市を見学したい。」と言ったら、 Mさん「私何回か行ったけど、チーズ、ワインが飲み放題で、も最高。」なおさら私の心を掻き立てた。私の夢は、パリに行くこと。目的…

日本手ぬぐい その8 スギハラ・ダラー

テレビでおなじみであった、元NHKのワシントン支局長、手嶋龍一。語り口調は好きだった。 彼は今、外交ジャーナリスト兼作家となっている。最新作は「スギハラ・ダラー」。 なんと金沢の東山、それもひがし茶屋街が舞台となっている。「スギハラ・ダラー」の…

わたしの町 金沢

昨日から、残り少ないさつま芋の出荷作業に追われる。 冬の間、自前の定温貯蔵庫に保管している。 温度は13度から15度の間。芋床の作業も終わり、あとは出荷するのみとなった。 私が小学生から聞いていた、MROラジオ。 農家にとっては欠かさないのがラジ…

桜はまだかいな

3月下旬というのに今日もとても寒かった。 今週雪マークの天気予報、どうなってんの、桜はまだかいな。 この季節、春が待ち遠しい歌、「春はうれしや」「梅は咲いたか」などなど春の江戸端唄は多い。妻R子は江戸端唄を10年近くお稽古していた。毎晩、毎晩…

べーべ工房のヨーグルトに出会う

ここ2,3週間仕事に追われた。右の肩や足が重くなり、整体に行った。 年に2回は行く。体が資本の農業。労わってやらないと。帰りにデパ地下でお買い物。 例によって、私の野菜を陳列している(有機ベビーリーフは終了、今夏より有機ミニトマト)エムザの売り…

隣の農家に勝て

私が農家を継ぐ前、亡き父から直接的に言われていないが、隣の農家に(経済的にだと思うが)勝て、というニュアンスのことを教えられた。 弱小農家が大農家に勝てるわけがない、心意気の面であろうか。オケラ農家といえども、プライドが高い。 農家は、牧歌的…

シュシュの「いも五朗」

今日も雨、風強く久々農作業を休んだ。昨晩の「仮名手本忠臣蔵」見すぎで寝不足。1日おさぼり、いいんじゃない。 朝からまたテレビ、「課外授業」を見た。今日の先生は、千利休の再来?といわれる、武者小路千家の次期家元、千宗屋。 学生の時、散歩の途中…

農家の最期

私の温室の、右隣のそれは、4世代が同居する、大農家の持ち物。左隣のそれは、花農家さんが営んでいた。 奥さんを先に亡くされ、後継者もいない。しばらく、廃墟と化して、荒れ放題になっていたが、昨冬より、 企業の制服を着た社員らしき輩が、ボウボウ伸…

ミスター・ガーガー

今日の気温の予想、23度。朝から、高温対策に大わらわ、風強し。朝のうちくもり。 やっぱり、11時ころから、ぐっと上昇。 温室の有機トマトの準備は大体、整い、いよいよ、芋畑に取りかかる。 トラクターで畑をおこすと、必ずと言っていいほど、ハトやカ…

前触れもなく、突然、バス停がやってきた

我が家の前に、突然バス停が現れた。びっくりした。これで片町で飲んでも家に帰れるぞ。おれのバスだ。 何のことはない。2年前に近くに、コマツ金沢工場ができた。小松市の本家小松工場が閉鎖。 500人近くの従業員が大挙して、金沢工場にやってくる、と…

イタリア野菜 ストリードーロ

15年くらい前、イタリアミラノの種苗会社から数種類の野菜の種をとりよせた。 プンタレッラ、カーボロネッロ、セルバチカ、チーマデラパ、ストリードーロなどなど。 そのストリードーロが、自生して、毎年可愛い花を咲かせてくれる。 このストリードーロの…

日本手ぬぐいその7 フリョウノウミンスタイル

「おれのモーツァルトは、トマトにきかせない」 今日はフヨウノウミンさんの真似をして、MDでモーツァルトを聞きながら、圃場番号10730を一日中水まく。普段トマトの栽培中は、CDラジカセで音楽を鳴らすが、さすがに温室は、熱く、毎年機械が良く壊れる…

2014年問題

あと4年後に金沢に新幹線がやってくる。 そのため、路線のダイヤ等で新潟県に多大な影響があるという、2014年問題。しかし北陸の都、金沢としては、大いに歓迎されるトピックスだろう。 どれほどの人の波が押し寄せてくるのか、私にはわからないが、確…

石川県JAS有機農産物講習会

毎年の有機農産物の検査機関である、石川県の講習会に参加した。 全国で石川県のように行政機関が認定機関であるのは、3県だけ、あとは民間の機関であるという。 どうりで毎年の検査料が、他と比べて安いはずだ、その点良かった。 でも毎年のように担当者が…

ラフォルジュルネ金沢

今度のゴールデンウィーク、金沢では、町をあげて、クラッシックに酔う。ただしクラッシックに興味のある人だけ。 幸い私は、大いに興味がある。特に大学生のころは明けても暮れても、グリークラブ。そのライバル的存在であった、早稲田大学グリークラブの現…

有機自給野菜畑、じゃがいも植える

久しぶりの天気に大慌て。きのうようやく完成したさつま芋のメリクリン苗の水耕栽培。 ポリをかけたまま、ほがらか村へ、今春最終のベビーリーフを出荷した。 帰ってみると、40度近くの温室、苗は焦げ付き寸前。危ない、危ない。今春最後のベビーリーフ。…

小松菜の漬物

先月育苗室に、昨年の芋床の後に、小松菜をまいてあった。ほ がらか村に出荷したり、自給野菜として、冬の間、とても重宝した。 もったいない話だが、今年の芋床の準備のため大量の小松菜を、緑肥にでもと思っていた。 その時、近所のIさんが来て、もったい…

歌舞伎座さよなら公演いよいよ大詰め 日本てぬぐいその6

一年もさよなら公演をやってきたが、来る四月、本当のさよなら興行が始まる。 第三部の演目と配役を見て仰天した。助六 団十郎 まだ生で見たことがない、団十郎を拝まないで死ねようか。 揚巻 玉三郎 三回生で見たことがある、揚巻はこの人以外にはありえな…

企業秘密ならぬ農家秘密

昨日からの雪で面喰った。10センチくらい積った。重たい雪。圃場番号 10740、10760に施肥。 肥料の内容は、私独自の配合によりベラベラ書かない、いわゆる企業秘密ならぬ、農家秘密。 もちろん有機JAS適合肥料だから、化学的なものは一切入ってませんとい…

フードインク

昨晩のアカデミー授賞式の見すぎで、朝起きたら9時。なんと積雪。 事実は小説よりも奇なり。ドキュメンタリーの部門で、ノミネートされた、「フードインク」。 さっそく検索してみたが、畜産業の「未来の食卓」?版らしい。 大量生産、大量消費の弊害。自分…

直売所 その10 自動販売機の直売所

東京三鷹市の直売所。 ほとんどが個人経営の直売所。驚きは自動販売機。 100円を入れると、朝採りの大根が出てくる。不思議、1回体験してみたい。

直売所 その9 商品よりも自分自身を売り込め

今朝、ほがらか村へ、いつもより早い9時前に出荷した。久しぶりにT君と会った。彼は私が尊敬する有機農家である。 私より年下で、ほがらか村にとっては彼は貴重な農家であり、存在は大きい。私の野菜みたいに小細工はしない。王道の野菜で勝負する。 夏野菜…

You'll Never Walk Alone

この時期は、別れの季節。卒業式たけなわである。 今から思い出すと、大学時代の良き思い出は、クラブ活動のみ。学業の記憶はない。 合唱で明け暮れ、切磋琢磨した4年間。グリークラブの最後のコンサート、フェアウエルコンサート。 コンサートの最終章。我…

直売所 その8 売れ残り野菜からお勉強

ほがらか村のバックヤードに近い一画に、野菜の墓場がある。売れ残った、野菜である。 次の日の午後3時までにひきとりにこないと廃棄される。 生産者にとってやるせない気分にさせる。 そこをのぞいてみると、なんでこんな野菜が残ったのだろう?と観察して…