日本手ぬぐいその7 フリョウノウミンスタイル
「おれのモーツァルトは、トマトにきかせない」
今日はフヨウノウミンさんの真似をして、MDでモーツァルトを聞きながら、圃場番号10730を一日中水まく。
普段トマトの栽培中は、CDラジカセで音楽を鳴らすが、さすがに温室は、熱く、毎年機械が良く壊れる。
トマトにモーツァルトを聞かせると甘くなるというのは、私の経験から言うと、本当だ。実際糖度1,2度上がる。心地よい振動。
人間でさえ、気持ち良くなるから、あながちトマトも、なんとか1/4ゆらぎっていっていたな。
フリョウノウミンスタイルだと、トマトには聞かせられない。
洗練された(笑)農家は、やっぱり宝物のgreeenhouseに、モーツァルトの調べが流れる、トマトのざわざわっと葉音がなびく、
そして天井からキャサリーン・バトルの歌声がきこえる、ここは天国?
という風にトマトの環境をセッテイングしなくてはいけない。
日中、水をダブダブに灌水すると、地中の虫たちが顔を出す。
おけら、クモ、あと2.3種類、名前を知らない、どれも迷惑そうにしている。
泳ぎは苦手なようで安全な所へ、移動してあげた。アリやカマキリの絵を描いた、なんとか言う画伯。
彼の心境になり、おけらの親子の行動を見ていた。
モーツァルトの音楽がBGMとなり、「オケラ」の映画を見ているようであった。どんな映画や?
今日のモーツァルトは、ピアノ内田光子のコンチェルト15番、ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管。
内田光子は、1970年ショパンコンクール、第二位、今でも日本最高位。
ショパン、シューマン、シューベルト、モーツァルトは、オ得意。
モーツァルトのピアノソナタ全集は、温室の往復で、ボロボロのギザギザ。
甘美、官能的。小雪ちゃん似?