べーべ工房のヨーグルトに出会う

ここ2,3週間仕事に追われた。右の肩や足が重くなり、整体に行った。
年に2回は行く。体が資本の農業。労わってやらないと。

帰りにデパ地下でお買い物。
例によって、私の野菜を陳列している(有機ビーリーフは終了、今夏より有機ミニトマト)エムザの売り場を通り過ぎて、
カジマートのチーズ売り場へ直行。ラクレット一個をゲット、右の冷蔵ケースにふと目をやると、
どこかで見た牛の絵のイラスト、おもわず、「あった!!」と大きな声で叫びました。

「ベーべ工房マダムの吟遊詩人的生活」のブログで毎日拝見してる、
ベーベ工房のヨーグルトではありませんか。まさか、ここ金沢ですよ。
さっそく、その辺の半額弁当を2個握りしめ、帰宅。

整体をした当日は、NONアルコール、NONお風呂。いいですよ、ヨーグルトで乾杯。ちなみに妻R子はビールで乾杯。
優しい、甘みがあり、酸味がある、いつまでたっても優しさに包まれた感じ。幸せな気分。実に美味でした。

ベーベ工房さんは、1996年に農水省の法改正をきっかけに、小規模な酪農家ながらも自分のプラントを持つ夢を実現。
牛乳の生産を増やすことよりも、チーズ等の加工という道を選んだ。その商品もフランスの独壇場である、ナチュラルチーズ
の戦場にあえて名乗りを上げず、新鮮さを生かした、フレッシュチーズで勝負した。
商品は、料理に使う、モッツァレラやリコッタチーズ、それにヨーグルト。牛乳は忘れてならない。
なんと6haの畑でデントコーンやイタリアンライグラスの牧草を栽培している。餌も自家製。ただいま「現代農業」に執筆中。


ところで私はチーズに目がない。1996年から2002年まで、チーズ専門店「フェルミエ」の会員であった。
高いものだから、2.3カ月に一回くらい勉強を兼ねてお取り寄せして、楽しんでいた。
その機関誌「フェルミエ通信」はいまでもとってある。その冊子にもベーベー工房のマダム、けいさんの記事がある。

2006年に金沢で、「フェルミエ」の社長本間るみ子さんを囲んでのチーズ試食会があった。
「日本のチーズ」にエールを送りたいと言っていたのを思い出す。
そういえば地元北陸でも自家製のチーズを作られている酪農家がいる。
農家が漬物を漬けるがごとく、酪農家もフェルミエ(農家製)のチーズをどんどん世に送ってほしい。

小規模野菜農家はここ数年直売所のおかげで明るいきざしがでてきた。今度は町の中に地元の酪農家のフェルミエチーズ店ができる日も遠くないと思う。
もっと、もっと日本オリジナルなチーズを食べたい。食べたい。

ベーベ工房のご夫妻のますますのご活躍をお祈りします。