歌舞伎

金沢の空もおお泣き巨星逝く

うそでしょ?そんなことってありえない! 農作業で日ごろ使っている手ぬぐいの中に、中村屋の手ぬぐいが4本もあった。 頭に巻き、首に巻き、腰に巻き、そしてもう一本は、ぼろぼろ落ちる涙を拭う。 今宵は酒飲みながら、DVDやら、録画していた歌舞伎をみ…

かき氷川のそよ風中村座

歌舞伎の起こりは、出雲の阿国が京都四条の河原で。 今まで見たこともない踊りを演じたことから始まった。 いわば、河原は歌舞伎の原点、と勘三郎が言うのももっとも、 なんだか河原歌舞伎って、何でもあり、ていうか「自由」を感じた一夜だった。 Kちゃん…

雪国へタイムスリップ「でくの舞い」

昨日は、大雪の尾口村東二口へ、「でくの舞い」を見に行った。 人形浄瑠璃で有名な竹本義太夫。 彼よりも前に活躍した浄瑠璃太夫「岡本文弥」の素朴な人形浄瑠璃が350年もこの地に受け継がれている。 学問のために大坂へ上ったこの集落の若者が、当時、勉…

暗闇に浮かぶ行燈の妖艶美  歌舞伎アートの復活を願う

日頃食材を求めてたくさんの買い物客や観光客が往来する近江町市場。 近江町には、金沢の住人も知らない凄いお宝があった。江戸時代からこの市場に伝わる、市媛神社の秋の祭礼「大行燈祭り」というもの。 山車や獅子舞が出ない静かな祭りで、芸術作品が市場…

秋の夜の泣いて笑った白雲座

金沢からあっという間に高速道路で、下呂温泉へ。3時間くらい。 そこから山あいへ。あと十分遅かったら駐車場は満杯になってとめられなかった。 開演三十分前というのに小屋はほぼ満席。早く来てよかった。 初めての白雲座、て言うか素人さんの歌舞伎はどん…

野に田んぼ歌舞伎までもが踊らされ

新しい歌舞伎座が出来上がるまで、またまた歌舞伎界の宝が亡くなった。 中村芝翫さんの追悼番組を見た。女形の正統派、4歳でもう立派に踊っていた。桜丸はかわいかった。残念。長野の大鹿村の歌舞伎が今日の日曜日開催。 「おしゃしゃのしゃん」で尾上松也…

春雷と嵐で仕事はかどらず

昨日は晴れかと思いきや、途中で雨が降り、突風と雷が鳴り響く。 畑でトラクターに乗っていたので、すぐさま自宅へ一目散に帰った。 今日も朝から強風、一日中ビュービュー吹いていた。 仕方なく、圃場番号10740のミニトマトにぼかしの追肥をする。 まあまあ…

大和屋がとりを勤める昭和の日

お昼すぎバスで金沢歌舞伎座へ、邦楽舞踊特選会を見に行った。 やっぱり師匠は一番上手かった。筝曲「滝の白糸」はびりびりしびれっぱなし。 隣の青年と会話する、彼女が日本舞踊を習っていてその先生が次に出演するという。 その先生というのが、きゃー藤間…

「桜は酒がすぎたやら桃にひぞりて後向き」

昨晩は壇れいプレゼンツの「義経千本桜」の舞踊「吉野山」を見た。今晩も見る3回目。 時蔵と三津五郎の初共演、清元は美寿太夫。いやあ素晴らしかった。 吉野の桜は満開。「踊りの三津五郎」の忠信は最高。美寿太夫みたいに唄いたい。 歌舞伎役者の大顔はや…

切れるの別れろというのは芸者の時に言うものよ

T大からすぐ、湯島天神へ。 ちょうど梅まつり。まさしく「湯島の境内」リアリ? ここは満開だったが、まだ他はちらほらかな。 まじまじ梅の花見は初めてかもしれない。 正直まだ梅の美しさというものはわからない。まだ人生の修行が足りないな。 賽銭箱には…

後に残りし妻や子がどうして月日を送るやら

2011年の農業スタート、今朝種まきを行う。トマトの台木。 前の日に段取ってあったから、午前中いっぱいで終える。育苗室に運び、苗床に電気を入れスイッチON! あとはネズミに新芽を食われないように、超音波の仕掛けをすればOK。 昨晩、訃報を聞い…

金沢と中村屋

先日、金沢歌劇座の改修こけら落とし公演に、金沢大歌舞伎が行われた。 主役は中村勘三郎丈、勘太郎、七之助の親子共演。 こんなに近くにやってきたのだから、行けばよかったな。 演目は、「仇ゆめ」、「棒しばり」。昨年は金沢城歌舞伎での鏡獅子で親子共演…

金沢歌舞伎いこうかな

歌舞伎座サヨナラサヨナラサヨナラ・・・4月公演の「助六」、ETVの放映をしっかり録画して毎晩見ている。司会していたNHKの女子アナは、金沢放送局に出ていた親しみのある人だった、垢ぬけしたかな?「助六」は何回見ても飽きない。 ピリッとした海老…

歌舞伎の映画

昨年、生まれて初めて歌舞伎の殿堂、歌舞伎座に行った。http://d.hatena.ne.jp/ruco8465/20091205この映画というか、金沢に来るのかな?DVDが出たらすぐ予約しよう。 新歌舞伎座ができるまでの商売、松竹も抜け目がない、さすがだ。 もうひとつの映画、愛…

地歌舞伎に魅せられて

いつの間にか母が来月で、75歳になる。年取ったなあ。 私はどうも昨年あたりから、肉体的な衰えを感じるようになってきた。 無理しての重労働はしたくない。ゆくゆくはさつま芋の畑を辞めて、温室と周囲の畑で、 うまく活用して暮らしていきたいと思ってい…

私の老後の楽しみ

出石にある宝物に、偶然にも出くわした。その名は、「永楽館」。 近畿最古の芝居小屋として、明治34年に開館した。丹波の大衆文化の中心として栄えたが、 昭和39年に閉館した。その後大改修の末、なんと44年ぶり、よみがえった。11月5日から、大歌舞…

藤娘に酔う

伝統芸能の今、と題し、 ここ金沢へ市川亀冶郎と、三響会の傳左衛門、傳次郎、亀井広忠がやってきた。 私は最近できたこの赤羽ホールへ初めてきた。この公演料の一部が、ゴールド基金に寄付される。伝統芸能では珍しい。公演はまず、幽玄な能の色の強い、道…

加賀鳶木遣りくずし

明日は金沢の最大のお祭りの、メインイべント「百万石行列」が繁華街を練り歩く。 子供のころ子供奴行列に出ていたが、まじかで行列を見たことがない。 この頃は、農作業も一段落、テレビの前に陣取っている。 元々は、前田利家が金沢城に入城を再現したもの…

ゴールドリボン基金チャリティー企画

最近は暗い話ばかり。HIDEKIはどうしたのだ!私の目下のニンジンは、市川亀冶郎。赤いニンジンを目がけて走る馬の如く、今一生懸命働ている。 ニンジンの正体は7/5、赤羽ホール、「伝統芸能の今、市川亀冶郎×三響會」。 それも、飛ぶ鳥を落とす勢いの、「The…

小松お旅まつり

今日から4日間小松市内で、子供歌舞伎が上演される。 私が好きなのは、豪華な曳山の上での大人顔負けの子供歌舞伎。数年足を運んでいるが、今年は未定。出かけるとしても夕方から。写真は、平成14年の「菅原伝授手習鑑 車引の段」。梅王丸、松王丸、桜丸…

上には上がいる

先日、西茶屋の検番で、花街の情緒を味わった。 地元の会社員風情の人が多かったが、観光客もいた。 埼玉の方と、ロンドンから来られたご夫妻と親しく会話させってもらった。大いに盛り上がった。 ロンドンからのご夫妻は、次の日大阪の国立文楽劇場で、文楽…

歌舞伎座の桜

昨年初めて歌舞伎座へ行った。その時に撮った、歌舞伎座の緞帳。もう満開の花盛り。サヨナラ公演に行きたかった。 歌舞伎に桜は、御似合い。日本の美である。温泉に入った時と、桜を見たとき、あー日本人に生まれてよかったと思う瞬間。 最近知ったこと。香…

正蔵の弁慶

落語家の林家正蔵が、勧進帳の弁慶を演じたのだ。 BSのTVで、銀座の落語まつりを報じていた。 てっきり、落語でもやるのと思いきや、歌舞伎なのだ。 セリフを覚えるのは、得意中の得意。 踊りや所作は、お世辞でもうまいとは言えない。 でも、その一所懸命さ…

歌舞伎座のそばのそば

11月23日、歌舞伎好きの私は、松竹主催の歌舞伎検定を受験した。 当然次の日は、歌舞伎見物といきやしょう、と生まれて初めて歌舞伎座の門をくぐった。 なんと歌舞伎座は、来年4月までそのあとこわされるんでしょうね、新しいビルに生まれ変わる。 念願の、…