かき氷川のそよ風中村座
歌舞伎の起こりは、出雲の阿国が京都四条の河原で。
今まで見たこともない踊りを演じたことから始まった。
いわば、河原は歌舞伎の原点、と勘三郎が言うのももっとも、
なんだか河原歌舞伎って、何でもあり、ていうか「自由」を感じた一夜だった。
Kちゃんの所に、車を置き、犀川の河原までちいさんぽ。
松田さん和傘の工房へ。
町屋を改築した千日町のラ・ネネグース。
一度は訪れてみたいフレンチの老舗、重鎮Kシェフは直売所のファンである。
西日がめちゃめちゃ熱い。
遠くから見るとほったて小屋に見えたが、まじかで見てもほったて小屋。(笑)
和服のかわいい女の子のお出迎えに、鼻の下が伸びっぱなし。
またしても和服のお姉さま集団が、松席へ。
涼しい川風に、川の音、最高の演出、おまけにかき氷に、芝生で裸足。
長いこと歌舞伎を見ているが、こんなにリラックスしてみたのは初めてかも。
このお姉さまもしかして、あの雲竜柳さん?(後でご本人から、違うと確認済み)
いやあ、色っぽかった、またまた鼻の下が・・・、もうこれ以上伸びないー。
横にいた妻R子様、かなりあきれていたご様子。
20分の幕間、犀川で戯れている若者も見かける、平和だな。
「美しいかわは流れたり」
肝心の歌舞伎だが、中村鶴松の「越後獅子」、きときとの魚みたいに踊る、跳ねていた。
とても素晴らしかった。会場のお姉さまたち、うっとり、ため息。
平成7年生まれの中村勘三郎の部屋子、将来恐るべし。
金沢って芸事盛んだから、河原歌舞伎ぜひとも定着してほしい。
いやあ、犀川、金沢すべて美しゅうございました。