炎天下草は枯れても松緑

久々の更新。
昨年までのトマトの取引先(朝収穫したトマトをパック詰めにして納品)
を今夏から、T様に
(週単位の注文に応じたバラ箱詰め納品、パックしなくていい、しかもかなり高く買ってくれる)
変えてなんとなく、ようやく軌道に乗ってきた。
ここまで妻R子様と一緒に、必死になって食らいついてきたおかげ、感謝しきれない。
とうのR子様は、今までやったことない肉体労働を私の予想に反して(笑)やってくれた。
膝、腰痛いって、医者に通いながらも、トマトを早朝とってくれた。
うんうん、涙が出てくる、感謝。
しばらくの間、トマトが赤く完熟になっても、売り先が決まらないって、こんなに不安なことはなかった。
農業をこれから続けられるのか、マジで考えた。眠れない日々も続いた。


そんな生き残りトマトをかけて、私の強みは、有機トマト!
ようやく思った、作り続けてきてよかったということを。
そうじゃなかったら、この満杯状態のトマト農業の世界で生き抜くのは、相当きびしかったと思う。




あの忌まわしい大雨の影響が今になって出てきた。割れもそうだが、
全種類のトマトの皮に、黒い粒粒発生、だんだんと腐っていく。
でもくじけない、がんばって収穫するしかない。



久々のお酒、「松の司」を飲む。
原材料米は農家さんが丹精込めて作った酒米、一滴たりともありがたい。


昨年の冬から興味を持った盆栽、みんな枯れてしまった。
忙しくて水をあげる暇がない。
でも松だけは炎天下で、枯れ草の中にしゃきっとして立っていた。



何事もあっても動じない、不動の・・そんな心を持てるかな、この酒を飲んで。