栽培より ハードル高い 申請書

10日、JAS有機登録認定機関の石川県の講習会があった。
毎年担当者が変わる。
今年はスレンダー美人のHさんが概要を説明してくれた。

気になるのは、今年秋に見直し予定の種子種苗についての記述。

今のところ有機の種子、種苗を使用するのが原則だが、
○3表記の通り、市販品なら何でもいいことになっている。
小農家にとって、有機の種子しか使用を認めないとなると、
有機JAS、もうやーめた、って事になると思う。
終始今後は厳しくなるという担当者のコメント、
具体的なことについて分からないとのこと。

私が栽培しているトマトは種苗会社から買っている。
その品種の種を取るために種苗会社が栽培したトマトは、化学肥料、
つまりJAS有機栽培の使用禁止資材を使ったものであることは明らかだろう。


それを使えない、有機栽培されたトマトの種子しか認めないということになれば、
JAS有機栽培から撤退をするしかない。
弱小農家にとって最強の武器であったJAS有機、今後の改定が心配の「種」。


これからJAS有機栽培の申請をするというお姉さまが私の所に来て名刺交換。
お姉さまは強引というか、知らないことは聞けというたくましさに感服する。
立ち話で、偉そうにアドバイスする。
栽培で苦労するのは分かるが、申請書の作成などはそれに比べれば簡単。
最初は大変だが栽培の記録などはメモ感覚でいい。相談に乗りますよなど言って、グッドバイ。





石川県の新しい酒造好適米、「石川門」を使用した能登の奥の奥、珠洲の「宗玄」。
ちょっとスモーキーというか独特の味わいがある。

農家レストランを経営したいというYさんの前途を祝して乾杯。