「金沢大地」見学 その2


北海道の大地に匹敵する、河北潟干拓地。
100haの広大な土地で、米、大豆、大麦、小麦、野菜などを有機栽培。
本当にやっているのかな?

本日「金沢農業」の心臓部を訪れ、その疑い眼は吹き飛んだ。

8千万かけた、堆肥製造施設は、発酵熱で五M霧中。
なんとこの先は100メートルあるそうな。

牛ふんや豚ふんは抗生物質の危険性があるので、堆肥の材料は、トレースできる富山の鶏ふん。
NonGMOにも気を使う。
40日位で圃場に施用する。反当たり300キロ。肥料というよりは土壌改良に近い。


先月、金子さんの霜里農場を訪れた。埼玉県小川町。この地域で川上から川下まで循環されている。
化石エネルギーや人に頼らない、自給的農業。結果としてまわりの農業者も賛同し地元を、農業を中心とした
町づくりに貢献した。


今日、訪れた、井村さんの「金沢農業」「金沢大地」。地元の貢献として、雇用を創出。地元、石川県
にとどまらず、日本の耕作放棄地を視野に入れ、有機農業を通して日本の自給率を押し上げていこうと、
身を削っている。

規模や方法にに差はあれ、思いは同じである。


井村さんへの提言を偉そうに書く。

彼も言っていたが、彼の設計図はほぼ完成した。しかしバイオマスを除いては。

河北潟バイオマス施設を建設してほしい。そして河北潟をすべて一大有機農場にしてほしい。

SVO等のエネルギーの自給の基地にしてほしい。

金沢に有機農業を中心とした産業を創造してほしい。

都会並みに、有機農産物の認知度を上げてほしい。大なり小なりやまほどある。

彼ならできる。日本の農業を変える人間だから。

日本を変えるのは役人や政治家じゃない。熱き思いを持った、SAMURAIだ。

金沢の中村酒造醸造、井村さんの有機米を使用。
2010 ドイツのビオファッハに登場。