年とりや湯涌の蕪田井の芹   句空

金沢の奥座敷湯涌温泉に江戸時代、俳句にも詠まれた、特産のかぶらがあったらしい。
その江戸のかぶら、残っているのは名前だけ、誰も食べたことがない。
どうも自生していたらしく、もともと種はない。
試験場で試行錯誤の末、言い伝えられた特徴「赤い色と細長い形」が現れているものを選抜し、
その種を採取、そして今冬生産までこぎつけた。

地元湯涌の農家の恐るべき執念で復活させたのである。
おめでとうございます。





一見かわいい赤い大根みたいな、かぶら。
金沢かばた謹製、湯涌かぶらの漬物をいただく。

かぶと大根の両方の風味をもち、金時草を思わせるかぶ菜も実に美味しい。
名産になるやに違いない。っていうか、加賀野菜のニューフェイス




新潟上越、軽やかな純米、「春毅」。
かぶらは辛い!けどとっても美味い!「春毅」の甘味と相まって、最高。
っていうか、白いごはんに漬物、たまらない。


いやあ美味しゅうございました!また食べたい!