飛び切りの菊香漂う天領市
飛騨萩原の朝市にお邪魔した。
開店前なのに駐車場がいっぱい、それで案内されたJA前、JAはどこだ!
やっと車を置いて萩原町商店街へ。
この地区はそのむかし「天領」であったため、その名にあやかって「天領朝市」となずけられている。
萩原宿の風情が感じられる、建物と街道。
毎週金曜日に開催される朝市、かわいい小さなお店街道沿いに立ち並ぶ。
美味しいトマトを作っている農家さんは、早々に売れ切れたため、
お目当てにきたお客さんに終始、謝っていた。
妻R子様はのんびりと骨董屋とか、シフォンケーキとか買い物を楽しんでいたが、
私が真っ先に向かったのは、酒蔵「天領」、そのものずばり!
まずは酒蔵前の仕込み水を飲む。軟水、キレがよさそう。
いよいよ蔵見学、日本酒ができるまでの工程を説明してくれた。
胸が高まるー。
デカイ炊飯器?蒸米の行程、磨きかれた真っ白い米を見せてくれた。
小さい蔵だから毎日仕込みをするということだ、たいへん。
板粕製造機?どこもかしこもきれいに整頓、清潔にされていて学ぶべきこと多々あり。
ただいま大吟醸熟成中。
いい香り、酒蔵にすみたいー!早速、5種類ほど試飲をする。いい気分。
天領酒造玄関前では、本日地元の高校生たちが店頭販売。
「天領」のお酒を使った、日本酒ボンボンを販売していた。
この高校生たちが手掛けたのは箱のデザイン。
酒蔵見学の前にそのチョコを買おうと思っていたんだが、でてきたころにはもうないのだ。
全部売れ切れていた。妻R子様、お怒り!
地元の新聞記者からこの盛況ぶりに取材を受けていた担当の先生。
「あのー、酒蔵見学していたらもうなくなっていました」と私。
酔っ払いの私がしつこく事情を説明し、妻がチョコが食べたいと申し出たら先生、どこからか調達してくれた。
ありがとうございます、申し訳ない。
その様子を一部始終見ていた新聞記者のお姉さん、今度は私達を取材し始めた。(笑)
昨日、白雲座歌舞伎見て、天領朝市で朝から酔っぱらっている私、どうもおもろい記事になりそう!って感じで。
地元新聞に載ったみたい、それも実名で、面目ない。
飛騨で愛されたお酒、「飛び切り」は名の通り、美味しゅうございました。