やっぱりお家芸は強い

映画「武士の家計簿」を見に行った。
今日は朝から、春のような日差し。穴倉に入るのはもったいない。

金沢が舞台、とても平和そうな時代劇、そろばんが「お家芸」という、とても興味を引かれるものだった。


見ての感想はというと、
娯楽映画というより、教育映画だな。
「質素倹約」ということばかりの大合唱。身が詰まる。
でも今の時代にピッタシの映画。



昨夏に訪れた十村役のお屋敷もスクリーンに映し出された。
自然災害で飢饉の際、お上からの救済米と称したものが農民に逆輸入される。
農民を食い物にするお役人の悪しき行いを見ると、やっぱり農民の立場に立ってしまい、憤りを感じた。
毎日お役人さんは、白いお米を食べれるのに、なんで米を作っている農民は米の入ってないおかゆを食べさせられているのか?

ま、映画の世界だから、おさえて、おさえて。
予想以上の興行収入に、北国新聞もウハウハだろうな。


今晩の晩酌は、この映画にも出てきた「鱈」、地物の鱈の切り身を鍋にした。

鱈一匹は工夫次第で、お刺身、お鍋、昆布締め、焼き物、白子の酢のもの、真子の煮付けなどにできる。
雪の降る時期の重宝な魚だ。

大きな鱈一匹を工夫して食べる。
「貧乏と思えば悲しいが、工夫と思えば楽しい。」これは名言。







今日の出費は、映画二千円、神宮寺食堂千二百円。

「農民の家計簿」より。