農力人材センター

私の農場へ、好青年が、有機農業の見習いにやってきた。
私が思っていたのと、裏腹に、家庭の事情により公務員を辞めざるを得なかった彼だ。
現在彼は、失業中。いろいろ話を聞くうちに、悲しい世の中の現実を突きつけられた。
優秀な人材で、働く意欲がありながら、職がないという現実。とても気の毒に思った。彼は悪くない、社会が悪いんだ。

Newyork Waveという番組を見た。ニューヨークのど真ん中の貸しオフィスに集まった若者。
その人気の貸しオフィスの正体は、グーリンスペイスという、サポートエココミュニティ。

エコをキーワードにそれぞれの若者が、起業の野望を抱く。それを大屋である人物がアドバイスする。
起業と言うと、一人でやるいイメージがあるが、同じフロアにデスクを構えた、「世の中を変えよう」という若者が集まる。
日夜みなが議論し、みなが応援する。
紹介していた起業の成功例は、
ジーンズの修理、オフィスの垂直庭園、魚を直接漁師から買い取り、レストランに収めるサービスなど、ニッチな所に目をつけ、
自ら会社を興し、自らの会社で働く。


日本の失業者も、会社からの求人を待つのでなく、求人がないのなら、会社を興す「起業」の気構えがあってもいいかもしれない。
国の応援態勢が必要だ。起業を目指す若者集団に専門的なアドバイスをしてあげたり、相談に乗ってあげり。
ハローワークの一事業にすればいい。


私が思うに農業関係での隙間ビジネスを考えてみた。(私が日ごろこんなサービスあったらいいなと、思うものなど)

・農家の奥様は忙しいので、家族分のお昼の弁当宅配サービス。
・農家は野菜がある、ないのは、肉、魚。調理済みおかず宅配。
・高齢な農家の、直売所への出荷サービス。(直売所への輸送、シール張り、シール加工等)
・農家を回り、出荷できないロス野菜を買い付け、生ジュース販売の起業。
・倉庫を提供し、農機具、大型機械の保管を行う。
・シルバー人材センターと同じように、「農力人材センター」を創設する。
 体力のある、若い失業者をJAが一定期間無料で農業訓練し、登録する。
 要請があれば、農家に派遣する。
 高齢化の農家の農業の人手不足を官民が協力して、手助けする。

http://d.hatena.ne.jp/ruco8465/20100122#1264163938

このような悲しい、事件はニ度と起こしてはならない。


今晩のおかずは、長芋とバナナのゴマドレのサラダ、四十万屋の金城漬。



6/1から農業法人の雇用事業への助成が始まる。


http://www.nca.or.jp/Be-farmer/nounokoyou/