霜里農場訪問記 その2


霜里農場へお邪魔した時感じたのは、農場というよりも、自然の公園を散歩しているような気持ちよさを感じた。
確かに機械や、構造物はあるにせよ、山や木々、川、草、土がとてもいとおしく感じた。
その中に人間、牛、鶏、とり、昆虫、土の中の、ミミズや微生物。
そこには、たくさんの命が宿っている。
虫を捕りに17種類のクモがいる。
アブラムシを取りにその天敵のナナホシテントウ虫がやってくる。
ダニを食べる天敵のダニがいるそうな。
カマキリも大切なリトルファーマーだ。

だから有機と減農薬は全然違う。
一度農薬をやれば、その自然のサイクルがくるってしまう。
真っ先に天敵が死んでしまう。

先日、鳩山首相の施政方針演説を聞いた。その中で「いのちを守りたい」という言葉がきわだった。
その演説のいろんな評価があろうが、こんなこと言った総理はいまだかつてあっただろうか。

経済の成長は、もういい。なぜなら、経済が成長してもみんなHAPPYにはならなかったではないか。
ミスター鳩山は言う、「わたしたちがめざす、新たな成長は、人間のための、いのちのための、成長でなくてはならない。」
ブラボー、ハトヤマ!
  

生き物のいのち、人のいのち、地球のいのち。

霜里農場は、まさしく「いのちを守る」農場だ。