霜里農場訪問記 その1

1月25日NWEC男女共同参画プログラム「比企のスローライフ探訪」に参加した。
霜里農場農園主、金子美登さんのお話を聞いた。
日本の農家は、ここ数年劇的に減っている。
やはり小さな農家、高齢な農家、がなくなり大きな農家だけが生き残る。
日本の農業、いや世界の農業、食糧を危惧された。

もし化石燃料や鉱物的資源が、途絶えれば、日本は食糧危機。
世界から物流はストップ。化学肥料に頼っていた農業も崩壊。

今は想像できないが、いつか生きるか死ぬかの瀬戸際の時代が来る。
アバター」が現実物語になるかもそれない。

埼玉県小川町は、金子さんが先駆して有機農業を広め、その地で取れた
農産物で、豆腐やお酒に加工し、地域産業を創り、雇用を確保し、都会から人を呼び込み
経済をその地域内で循環させている町だ。
その中心に有機農業がある、というのは本当に素晴らしいことだ。

その地域の農家が農業を諦めず、続けられたのはどうしてか?

その地域の人たちが、その地域の農家を買い支えたのだ。
有機農業は、作る人と食べる人の顔と暮らしの見える有機的人間関係」

有機認証制度や、有機農業推進法などやっとここ十年変わってきた。
私もその只中にいるが、それよりだいぶ以前から「テイケイ」という形で
有機農家を支えてきた。まさしく有機的付き合いだ。30人程度の人と野菜と援農のキャッチボール。
代金も1年前払い。この人なら信頼できるから、野菜も安心。
消費者と農家が自然発生的にできた提携だが、
「TEIKEI」は、世界でもおおはやり、欧米でも同じような仕組みがあるらしい。
不特定多数にうるのではないから、有機の認証も要らない。きれいなダンボールも要らない。

でもコミュニケーション苦手な私にとって難しい。
真っ先に「TEIKEI」しなくてはいけない人、その人は妻R子。
 
豆腐うますぎ。豆乳うますぎ。