このご時世農家の長男はあたりくじ?

このところ初夏の陽気、6時前から芋の畑の水やり。
トマトの温室の水やり。乾燥しているので通路にもホースで水をやる。
いこいの場は自給野菜の畑。先日同級生の大農家のHさんからスイカの人工受粉を教わった。
早速今朝見よう見まねで受粉作業を行う。
まずは雄花をとって、雌花に雄花をこすりつける。OK!

雌花はもうちっちゃいスイカができている。
あとはきゅうりと小松菜、パセリ、アスパラを収穫して朝食にする。
今年のきゅうりはとても甘くて美味。早くぬか床の用意をしなくては。


4G祭ということで、B大はお休み。妻R子は家にいた。
「畑で○○してきた」というと、「ホワット?」と目を白黒させ、卑猥な話で朝から盛り上がった。
子作りには失敗したので、せめてスイカぐらいは成功させるぞ。


昨晩、千葉県の佐原市の探訪の番組を見た。百年以上何代も続く商家のおじいちゃん。
「うちには自分のものというのがない、代代続かせるのが家の使命」なんてことを言っていた。
将来の跡を継ぐ孫の顔を見て、かわいそうに「長男に生まれたのはハズレくじ」
プレッシャーや、自分の好きな仕事に就けないなどと孫を気遣って言ったまで。


そしてこの幸せなひと時の収録の後に、震災が襲った。
子が親父に言った、「修復するまで俺一代で終わるかな」って、親父もボロボロ泣いていた。
テレビの前の私たちもボロボロ、いつか素敵な佐原市を訪れてみたい。あの子が当代を名乗っているかな。

私の場合はどうだろう、妻R子に「あたりくじ引いたよ」と無理やり言わせてみたが、本当にそう思っているのかな。


でも悲しいかな、スイカの一番果は空洞果や変形果が多いから摘果されるって、でも大事に育てる。



パンは昨日Mさんから、トマトの苗のお礼にと手作りパンをいただいたもの。


すごくリッチで素人さんが作ったとは思えないハイレベルなものだった。
さっとトースト、バターのの甘い香り、美味しゅうございました。