人間生きてて何一つ無駄の事はあらへん

今日はなんでこんなに体が痛いのだろうかと考えたら、昨日軽トラ3台をようやくタイヤ交換したからだと、納得。
おまけに朝から雨が降っていたので、とても憂鬱。
まいいかと、今朝子さんの「星と輝き花と咲き」を最後まで一気に読む。




天から美声を授かった女性義太夫、竹本綾之助の生涯を描いた痛快小説。
10代で師匠と呼ばれては、賛美だの嫉妬だのあるはな、明治のスターだ。

「人間生きてて何一つ無駄の事はあらへん」は、育ての母お勝の口癖。
「おなごでは役に立ちまへん」は、もうひとつの口癖。
どうせこの世は男の社会、だから一層女子で生まれたというコンプレックスをばねにしたんだ。
自分の好きなことを職業にして行けるってとても幸せなことだあと思った。


先日、いとこのMちゃんが、わざわざあいさつにやってきた。
昨年末に近くに家を新築したということを聞いてはいたが、近くまで行ったがたどり着けなかった。(笑)
彼女は小さいころから好奇心旺盛で、御両親に愛され、自分の好きな道に進み、
危なっかしいと思えるくらい海外にも何回も出かけ、デザインやカメラの仕事を続けてきた。
いずれは、織作峰子か、うめかよか?
あれよあれよとスターになった綾之助と夢を追っかけていたMちゃんが、ふと重なって見えた。


そしてこのたび、ついに夢がかない、若い御夫婦で自宅兼スタジオを構えることになったのだ。

自分の好きな仕事をして、お金がもらえるなんて本当にに幸せだと思うな。


おめでとう。
Mちゃん色の花火を夜空に打ち上げてください。



『スタジオ・ミミ 』  http://acidbloom.com/