ビヨンドTPPの議論を

雨か、ふん雪か。
やっと長い正月気分も抜けて、改装となったほがらか村へ出荷。
まだ工事中で全貌はわからないが、見た感じ店内は通路がゆったりしていること。
産直品が広く前面に押し出されてある。
大きく変わった点は、入口が一つになったこと、防犯上仕方がないことだ、
以前に比べたらちょっと息苦しい。初夏に3か所の入り口が解放されていたころ気持ちよかったのに。

あとは私たちの納入のための入口がバックヤードに作られたこと、まだ工事中だが。
今年のニュー裏口からの納入がちょっと楽しみになってきた。



昨年の今頃、日記を見ると埼玉の霜里農場に行って、金子さんにお会いしたことになっていた。
早いものだな、あちらは雪が降っているかな。
その金子さんが、来月北陸、富山にやってくる。
昨年は、この「ゆうき広がる北陸集会」、金沢であった。
http://d.hatena.ne.jp/ruco8465/20100210#1265806638



この会のオープニングで「ビヨンド・オーガニック」という映画が上映される。



今農業者の不安をかきたてる、降ってわいたようなTPP問題。
農業は輸出産業だとか、さらなる集約化、大規模化、高付加価値化と叫ばれている。
日本の農業は壊滅するって言っているけど正直分からないし、議論もできない。
聞くところによると、北海道や牧畜はたいへんな影響を受けるらしい。



私の農業の当面は、今までの安定作物を確保しつつ、直売所中心の新鮮野菜の売り上げを伸ばしていくつもりだ。
昨年のほがらか村の売り上げは今までの最高を記録した。
今年はさらに伸ばしたい。
ただし安い外国産のトマトよりも、少々高い私のトマトを買ってくれるということが前提だが、
絶対、ほがらか村のお客さんは私を裏切らないと信じている。

30年、40年先、私がいなくなって他人に農地が渡ろうが、私の宝の有機圃場が維持されて、
有機野菜が作られ、ふるさとの金沢の人たちに供給されれば、こんなにうれしいことはない。