森と海はつながっている

昨日、納屋に山積みになっていた200ケース以上のさつま芋のコンテナを、定温貯蔵庫に入れる。
温度は13から15℃が適温だが、冷房をガンガンきかせても18℃以下にならない。
明日も暖かい、やっと来週当たりから温度が下がってくるらしい。

今日は圃場番号、10760をかたつけ、ベビーリーフの種まき作業の準備を始めた。
昨年に比べたたらかなり遅いスタートになってしまった。


お昼、ひさしぶりに外食した、近岡の「魚付林食堂」へ行ったが、やっている様子じゃなかった。
とても残念、刺身定食、食べたかったな。

「魚付林」とは、海岸近くの森林のことで、漁民の間に伝承としてその森林が魚を寄せるということを、
昔から知っていたらしく、そのため海岸林や離れ小島の森林を古くからまもっていた。

NHKで見た三重の尾鷲の漁民たち。
彼らは、離れ小島に神社を設け、山の森林を保全してきた。山と海はつながっていると古くから知っていたのだ。

驚愕すべき事実だ!
昔、賢い先人達が、魚が取れなかった時期があったんだろうな、森から川を通して養分が海へ注がれると、学んだのだ。賢いな。

北海道でもそんな話を聞いたことがある。
牡蠣の養殖の漁業組合の人たちが、荒廃した森林に木を植えた。森林組合じゃなくて、漁業組合の人たち。

森の落ち葉が微生物によって分解され、多くのミネラル分が海にそそがれ、今度は海のプランクトンの餌になり、
またそれを牡蠣や魚たちが食べ、・・・食物連鎖が続く。

もうひとつびっくりしたことに、尾鷲の漁民たちの漁法である。
一度網を入れると、上から魚たちが逃げられる風になっており魚の収穫は3割、つまり7割は逃げてしまうのだ。ウッソー。
漁業というものは農業よりも搾取的イメージが強いが、この話を聞いてとても驚いた。
「育てる漁業」「未来永劫の漁業」。

この漁法を続けてきた尾鷲の漁業は結果として、永続的に漁業を続けていける、短期ではなく長期で勝負する。

慣行農業の方がよっぽど地球に対して無礼、非礼だなと思った。



魚付林食堂がやってなかったのならしょうがない。
いつものラーメン屋さんに行こう。ヤマダ電機の裏、「きゃ」?
もう何回も行っているがいまだに、なんていうラーメン屋?と聞かれてもいえない。

麺は北海道の小麦を使用、細麺でかたい。スープは絶品、全部飲める。魚介類?

若い店主、くじら軒で修業されたとのこと。店内はハードロックというかヘビメタというか、わけがわからない。
とてもオリジナリティー豊かで、いい仕事しています。