金ぶら


一日の休養は値千金であった。
かねてから行きたかった能楽美術館に足を運んだ。


オープン前から並んで、中のお姉さんをあせらせてしまった。
一階は実寸大の能舞台をま、きれいに魅せている。
シテ柱、ワキ柱、笛柱、目付柱一本一本に触れ、じっくり能のお勉強。

2階は能面や能衣装の展示室。じっくり鑑賞していたが下からどやどや騒々しくなってきた。
フランス人観光客が大挙してやってきた。
私を除いてみんなフランス語をしゃべっていた。撮影禁止になっていたがバシャバシャ写真をとっていた。
エレベーターでフランス人に囲まれた。
「ボ、ボンジュール、フロマージュ?」知っているフランス語をしゃべった。
モンドール?セルシュルシェール?」
どうも通じたらしく、みんな笑っていた。私はとても愉快であった。


主計町へ、中の橋から浅野川を望む。
おっと、偶然にも金沢ではちょっと有名な鏡花劇場のTさんに会う。さすがTさん、主計町に住んでいるのかな?


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暗がり坂から新調された検番へ。



今度はお東へ。ここにもフランス人が多い。



あんたの商売なんじゃいな?三味線の音が降ってくる、福嶋さんのお宅。



懐華樓はミシュラン☆をとっていた。



帰りは近江町市場で、バイ貝とあじの刺身を買って家でお昼を食べた。



来月はいよいよカニの解禁日が迫る、今年は何匹食べれることやら。