金沢で見つけたフランス

いよいよGWが始まった。
今日の天気は、太陽が、「ボンジュール、オーヴォア、ボンジュール、オーヴォア」の繰り返し。
全く気まぐれな天候。農家泣かせ。

やっと4時に街へ繰り出した。
無料のエムザ駐車場に車を置き、歩いて、香林坊へ。
いきなりフランス国旗発見。


おっと、尾山神社前にも、異様な金の建築物、もしかして金屏風?



金沢の目抜き通り中心にフランス国旗が乱れ飛ぶ。



今や金沢のの観光といえば、兼六園に次いで人気のスポット、金沢21世紀美術館
できた当初は、賛否両論もあったが、映画感覚で、気軽にアートを鑑賞できる環境がいい。




今日の締めは、「ヤン・ファーブル×船越桂」。
ルーブル美術館の現代美術担当のベルナダック氏をゲストキュレーターに迎え、大規模な二人展を行った。
私が作品を見てきずいたことは。
二人の作品の展示の仕方に工夫が感じられた。
彼らが影響を受けた名画、創造の源的宗教画を随所にちりばめてある。

船越氏に関していえば、父船越易保武氏の絵画、観音像の死生観が、作品に影響を与えている。
楠の木彫りの彫刻に内面的な美しさがあらわれている。どことなく、姿が妻R子に似ている。
全く独創的でひとつおうちに持って帰りたいと思った。

ヤン・ファーブルは、虫や動物のの死骸を彫刻に取り入れた、気持ち悪いやつ。
ベルギーに生まれた、彼も、15,6世紀のフランドルの宗教画に彼の創造の源泉があるようだ。
私が目を引いた、一枚があった。展示室9、フランス・スネイデル、17世紀の油絵。

当時の台所の様子。たくさんの狩猟した野鳥の横に、山盛のホワイトアスパラガス、そして、アーティチョーク

ヤン・ファーブルは、野鳥の硬直した死骸に目を奪われたであろうが、農家の私は、17世紀に食べられた野菜に目がいった。