C.S.A

アイスランドの大噴火の影響は、長期化する恐れがあるという。

火山灰が成層圏に入り込んだりすると日射を妨げ、異常気象を引き起こすかもしれないそうだ。

江戸時代に 日本を襲った「天明の大飢饉」は、アイスランドの噴火による火山灰も関係したといわれるいる。

ここ最近の低温傾向は、まんざら、嘘でもない、現実味をおびてくる。今年の夏は、冷夏の予想、異常気象は農業にもろに影響を与える。

今回の大噴火のせいで、物流の経済的損失も深刻だ。いよいよ日本も、わが身は、わが身で守ることに拍車がかかるのではないか。
今後予想される、世界的農産物不作は、海外で生産された農産物を頼りにする日本にすれば、とても不安だ。
オーガニックとか、慣行栽培とか言っている問題ではない。食糧が途絶えるかもしれないだ。

野菜に関しては、自給率80%というが、おしなべたら40%。

フードマイレージを少なくするため、日本、いや地方や町の農家を支援する制度、
C.S.A(地域支援型農業ーCommunity Supported Agriculture)に、ズームインだ。
わが身、わが家族の食いぶちを守るため、前払いでお金を農家に支払い、不作でも豊作でも農家を支え続ける制度だ。

この制度は、もとはと言えば、「提携」というやり方が基礎になっている。
「カネコサン方式」は、海外でもよく知られているらしい。
今冬、霜里農場にお邪魔したときに、金子さんが言ったいたことを思い出す。

米の緊急輸入をした記憶に新しい約15年前の冷夏。
米の不作のため、米の替わりに麦や大豆を支援者に、泣く泣く届けたという。

(1991年にフィリピンのピナトゥボ火山で起きた大噴火。その2年後に、日本の冷夏に影響を与えたとされる。)                                              
しかたないと、不平を言わず、理解があった地域の消費者の会員の皆さん、
長い目で、持続可能な金子美登有機農業を経済的に、精神的に応援しているのだ。

いい話だなあ。

 
大都市はよくわからないが、石川県だったら直売所がその役割を若干満たしている。
野菜を作る人と、その地域の食べる人が直接的に結びついているからだ。

ベンジャミンさんの後編。



外食産業は、キャベツが高値で大変だけど、キャベツ食べなくても代わりのもので、生きていけるもん。