トキが農業を変えてくれるトキ

能登にトキが飛来した、という明るいニュース。

学名ジャポニカジャポニカ、日本の中の日本の鳥。早く金沢で見られる日が来るといいなあ。

トキが絶滅したのは、農薬を多用する農業のせいとなっているが、それ以前から、トキは少なくなっていたらしい。
羽根や肉を入手するために、乱獲したのが直接的な、原因らしい。どっちにせよ、人間がトキを絶滅においやった。

40年ぶりに飛来したが、トキの身になれば、人間様の都合で絶滅、そして復活した、失礼で、身勝手な話である。

金沢でもしトキが見られても、素通りする可能性がある。えさがないよう?

金沢の水田が、佐渡で努力したように、化学肥料や、農薬の多投を抑え、環境に優しい農業を推し進める。
耕作放棄の復活、ビオトープの整備などが進展すれば、自然が豊かになり、
ミミズやドジョウなどのトキのえさがたっぷり確保できるよい環境になると思う。有機農業推進方法?

一石二トキ。

でも家の周りにいる開発によって住み場を失った、国鳥の野性のキジさんは、どうなのかな?鳥種差別だよな。



圃場番号10760。

しょっちゅう、鳥が、温室に迷い込んでくる。このところ寒いので、天窓を開けずにいたら、どこから入ってきたのか、
大きな鳥がいた。「そこに空があるのに、どうしてでれないのかな?」
ガラスという見えない壁にぶつかり、パニクっている。

「もう一泊するのか、シッシッ」名も知らぬ鳥は、寒空に消えていった。