湯涌なる山ふところの小春日に目閉じて死なむきみのいうなり

今日も朝からいもほり、だんだん日差しが暑くなってきたので体が付いていけない。
でも30コンテナ掘ったから、昼から休もう。昨日とで66ケースくらい。

昼飯の後、妻R子と湯涌の方へドライブした。私は助手席で王様気分、それいけー。
この前オープンした「金沢湯涌江戸村」へ寄った。各地から移築して、温泉街に隣接している。

江戸の武家や商家そして農家さん8軒の家庭訪問といった感じかな。
まず、いつもお世話になっている、松下種苗さんの旧松下家へ。
江戸の種やさんの家って珍しい、当時は儲かったんだろうな、意外と素朴な造り。

今日はとても暑く、天気がいい、ノッポさんになってしまった。



旧柳田村の旧平家。柳田村と言えば、うめかよの出身地だ。
いやー懐かしいというか、落ち着くというか、しばらくござの上でお昼寝をする。



旧柳田村の旧野本家、上層農民の家だって、どうりで風格があった。この家にはお邪魔せず。




疲れをいやしに、湯涌温泉へやってきた。
湯涌温泉は、大正の詩人、竹下夢二が愛しの彦乃さんと至福の時を過ごした湯治場として知られている。
大正6年8月から二人は3週間滞在しただけだが、その3週間はバラ色の日々で、
心が解き放たれたように、恋人彦乃さんへの思いをたくさんの作品にぶつけ、
湯涌で過ごした時間は貴重なものであったらしい。
なんだかわかるようなわからないような?(でも、あーいやらしい。すいません、夢二さん。)




総湯の「白鷺の湯」へ、どっぷり疲労困憊の体を湯に沈め、疲れを癒した。
飲泉を3回、無味無臭ながら、なんでこんなにいいお湯なんだろう。
私は缶ビール、洗い髪で彦乃風(?)の妻R子は湯湧サイダー「柚子小町」を飲んで夕涼み。



竹下夢二のデザイン画や詩を配した野外ステージが隣にある。
またその隣は、「金沢湯涌夢二館」。



帰りは久しぶりに、第七ギョーザでホワイト餃子を食いまくる。
あー美味しかった。束の間のいい骨休みだった。