秋田おはら節

わたしの大好きな民謡、秋田おはら節。
歌詞が最高にいい。何度聞いても泣けてくる。
子供のためならエンヤコラ、力が出るんだよな。
子供のためなら身を削って働く、私には想像できない。



ハァー野越え山越え 深山越え
あの山越えれば紅葉山
紅葉の下には鹿がおる
鹿がホロホロ 泣いておる
鹿さん鹿さん 何故なくの

ハァー私の泣くのは ほかじゃない
はるか向こうの 木の陰に
六尺あまりの狩人が
五尺二寸の鉄砲かつぎ
前には赤毛の 犬つれて
後ろに黒毛の 犬つれて

ハァーあれにうたれて 死んだなら
死ぬるこの身はいとはねど
後に残りし 妻や子が
どうして月日を送るやら

思えば涙がおはら先にたつ




日本人は動物の親子の情愛をも想像し理解し、共感する。
人間の親子愛を動物にたとえているのだろうけど、本当に優しい民族だなあ。