十村役ってそんなに偉いのか

ここ数日間朝、ミニトマトの収穫で追われている。遊んでばっかりいたつけがまわってきた。
昨日今日とほがらか村で100パック以上あっという間に売れる、商品がない、夏枯れ?
平台に並べる前から、お客さんの視線を感じる、もうアマゾンのピラニア状態。
いろんな所から手が出、足が出?(笑)わしづかみでミニトマトを奪い合っていたのにはびっくり。

昨日、妻R子と押水へ特産のいちじくを買いに行った。



着いたのが11時。おじさんに聞いたらもう終わった、という。残念。
明日は祭りで午前中、神輿担がんなんし、明日の販売は12時から、という紙を貼っていた。

仕方なく、向かいの直売所でちょっと高めのいちじくを買う。

お昼は、妻R子のおごりで、手打ちそばを食べに行った。
宝達志水町の「上杉」。知事の谷本さんも食べに行かれるという。
新そばの十割そばをいただく、間違いなく美味しかった。そば湯の後に、そばがき、水羊羹にはサプライズ。



近くの,国の重要文化財「喜多家」へ立ち寄る。喜多家の子孫の方のマダームが、直々に御案内してくれた。ブルーのアイライン?アイシャドウが素敵?なマダーム。
妻R子に聞いたけど、あんなの初めて見たと、いっていた。

庄屋を取り仕切り、地域の農民が平穏に暮らせるよう、代官所も兼ねる十村役という加賀藩の外注の年貢取り立ての元締め。
稀有で膨大な100万石という加賀藩。その下部組織で独特のものらしい。
喜多家は桓武天皇新田義貞の子孫ということで、マダームは他の家とは違うの、うちが一番家柄いいの、と言わんばかりの説明に二人ともたじろいた。
このあたりの百姓はうざったいの、年貢の徴収に苦労したの。とても癇に触る。
この役は世襲ではないといっておきながら、前田家に代代仕えているよね?

しらすに案内された。農民がお上に楯つけば即刻死罪。今でいえば、手数料もっと下げて、消費税高いよなんていえば打ち首?
年貢を納めるのは、村単位で行うとはいえ、農民の技術的な裁量や、天候による田畑の出来不出来もあろう、農民によってバラバラの収穫量。

まだ新米だから年貢は納められねえ、庄屋に文句言ってくる、なんてもし江戸時代の新規就農者のDA〜さんだったら、
何回打ち首にあっているかわからない。(笑)
農民出の私にとってマダームの説明が進行するに従ってだんだん腹が立ってきた。



この門、勧進帳で有名な富樫家から800年前に移築したものだって。へー。