ジャクリーヌ・デゥ・プレ

うっとうしい梅雨がつづく、昼からいきなり晴れてきた。温室の天窓は上がったり下がったり。

家の周りのバラに花は散り、もう終わり。今年は良く咲いてくれた。ありがとう。また来年。
次の主役は、高さがもう3m近くになった、紫のブッドレア。きれいなアゲハ蝶がやってくる。楽しみ。

15年前、たくさんのバラを植えたが、全く手入れしないものだから、いつの間にか数本が消えていった。
好きだった忘れられない、バラは、イブリン、グラアムトーマス。そして、ジャクリーヌ・デゥ・プレ。

彼女の存在を知ったのは、彼女の名前のこのバラを植えてからだ。

天才女流チェリスト。16歳でデビュー、カザルスの再来ともいわれ、21歳でバレンボイムと結婚、幸せの絶頂。
24歳の時に多発性硬化症という病を患い、音楽生命を断たれた。その後病気が進行し、若くして亡くなった。
可憐なうすピンク色のバラに、イギリス国民はこのバラに彼女の名前を付けた。

エルガーのコンチェルトは涙なしでは聞けない。

イツァーク・パールマンダニエル・バレンボイム、ズービン・メータとの楽しいひと時。