トレスパス

昨年の冬から、左隣の温室は、引退した花農家さんに代わって、企業が農業を営んでいる。
どういう勤務時間なのか、これから、どんどん日が登るのが早くなってくるのに。
私のミニトマトの最盛期は、早朝5時前から収穫作業を始める。企業の農業って、フレックスタイムなのかな?

ま、どうでもいいですけど、一つ気になることがある。
最近その企業の若い男女の社員が、右隣の大農家に用事があるのか、
私の家の前、兼温室の間(私有地)を通っているのを以前から何度も見かけた。
今日その社員の女の子に、「知らない人が、私の敷地内を通っているのが珍しいので、あなた誰ですか?」
と聞いてやった。
すると悪げもなく、「右隣のNさんに、うちの会社の液体肥料を試験してもらっているんです。」
確かに、私の敷地を通ればとても近い。
でも、そんなこと聞いてるわけじゃない。私の敷地は道路じゃないですよ。

妻R子に今日のことを話したら、怒りまくっていった。「トレスパスだ!」
私は、農家間の問題だから、波風を立たせないように、私が我慢すればいい問題である。
確かに妻R子の意見は正論だ。今度見かけたら、言おう。こんなこと言うのあほらしい。企業の方、常識だよね。
農家になって初めて経験した出来事。


圃場番号10730。

カマキリの巣を発見。カマキリは虫を食べてくれるから、有機農業にとっては大切なリトルファーマー。



カマキリハウスの横を不審者が通る。