海老蔵ご婚約おめでとう 日本てぬぐい その3
襲名披露の演目
「勧進帳」父団十郎との幻の共演。一生忘れられない名舞台。
河東節の前奏曲で始まる
「助六由縁江戸桜」。揚巻は、ご存知、大和屋、坂東玉三郎。
「江戸紫の鉢巻きに、髪はなまじめ、それ、刷毛先の間からのぞいてみろ」
「安房上総が浮世のように見えるわ。相手が増えれば滝に水、金竜山の客殿から」
「目黒不動の尊像まで、ご存知大江戸八百八町にかくれのねえ、ぎょよう牡丹の紋つきも」
「さくらに匂う仲の町、花川戸の助六ともまた揚巻の助六ともいう若いもの、」
「間ちかくよって、面像おがみ奉れ。」
海老蔵の18番の当たり役だと思う。
私の好きな「十六夜清心」の清心役。十六夜は、播磨屋、中村時蔵。
清元の名調子。たまらない。
「一人殺すも、千人殺すも、取られる首は 一つ」
「人間五十年、この先どう生きても十年、二十年」
「金さえありゃあ、栄耀栄華も思いのまま」
私が生きている間に、8代目の新之助が見られるか、楽しみ。
ナリタヤ!ニッポンイチ!