悲しい日本の農業の現実

昨晩の久しぶりに見た、古館さんのニュース。ずーっと頭に残っている。
場所は熊本県のすいか畑。ある農園ご夫妻が、中国から来ていた、農業研修生に殺害された。
他に、大けがした人、一人。そのあと、農業研修生が自殺した。
とてもショッキングだった。この事件には、深い問題がある。

どうして農園ご夫妻は、中国人研修生を雇わなければならなかったのか?
すいかみたいな重労働は、高齢なご夫妻では、無理、かといって、農村は若いものはいない。
後継者もいない。自ずと、労働力を、中国の若者に求めた。
しかも月6万程度で雇える。

どうして中国人農業研修生は、二人を殺したのか?
中国は豊かになったと言っても、都市部だけ。農村はまだ貧しい。
研修生といっても、日本で勉強して帰国して、農業で食べていけるかは未知数。
一時金目的の出稼ぎにすぎない現実。
だが、なぜあんな事件に至ったかは、その原因はわからないらしい。
生活習慣、言葉、文化の違いがある。何か両者に誤解があったのだろうか。


日本の都会では失業者が増え、期間労働者が首を切られている。農村では、労働力不足。
この両者を、マッチングできないものか。
農協が求人者を統括し、中国から呼ばないで、農業産地に、労働力を派遣すべきじゃないだろうか。

「もし中国人研修生がいなかったらどうなりますか?」の質問に
「農業をやめるしかない。」と、農園主。悲しい本当の現実。

中国の経済発展は続く。安い労働力も時間の問題。

100円ショップ花盛りの数年前に買った、抹茶茶碗
もうこんなの100円で絶対に買えなくなるー。