じゃがいもの花

今日は小さい畑の2枚のさつまいもの肥料播き。
隣の父の友人であったMさんがトラクターで、畝立て中。お話しした。
「わしの若いころは、芋の畝、全部鍬一本で立てた、3000部。それから、カルチがでて・・」
と、話が終わりそうもない。
後から来た、息子さんに「畝が曲がっている。」と叱られていた。
元気はつらつの親父さんは、息子の前では、形無しだ。どこもいっしょだな。



温室に帰ってみると、今度は、引退した隣の花農家さんSさんに久しぶりにお会いした。
別人のようだった。青白い顔。病気で寝てばかり。一人暮らしと、惨状を聞いてあげたが、
私には、彼を勇気づけるうまい言葉はみつからなかった。だめだな。

おまけに、荒れ果てた温室施設を目の当たりにして、本当につらそうだった。
小さいながら、夫婦で築き上げた灌木や茶花の数々。伐採されたり、枯れたり。
「仕方ない。動けんもん」と力のない声で、私に言った。

「また迷惑かけるかもしれんけど、よろしく」の言葉には、胸を詰まらせた。



自給有機野菜の一角に花が咲いた、ズッキーニ、なす、菊。

じゃがいも?生まれて初めて見た。品種は、インカのめざめ。